ヨーヨーの部門について
最近台風が多い……外で遊べない!!!………あ、私引きこもりだったwww
前回の記事で、「オフストリング」というヨーヨーの専門用語を連発してしまい、ヨーヨーの基礎知識のない方は、「何をゆっとるんだコイツ……」みたいな感じだったと思います。「オフストリング」というのは、ヨーヨーの「部門」のことです。……これだけの説明でも分からないですよね。
例えば、テニスのシングルスとダブルスしかり、漫画の少年漫画と少女漫画しかり、同じ物でも微妙な差によって区別することは結構あります。ヨーヨーもまたしかり、使うヨーヨーの種類や技の違いによって、1A、2A、3A、4A、5Aの、合計5つの部門に分かれるのです。なので今回は、それぞれの部門の詳細や違いについて語ってみようと思います。
※この記事には、個人的な見解も含みます。
1A部門
1A部門は、「ヨーヨーをひもに絡める技を基本とする部門」のことで、ハイパーヨーヨーでは、「ストリングトリック」と呼ばれていた物がこの部門にあたります。
使うヨーヨーは、ひもにのせやすいようにこのような円錐を二つ重ね合わせたような形の物を使います。(この形のヨーヨーは、「ウィング型」や、「バタフライ型」などと呼ばれます。)また、材質はプラスチックや、重量のあるメタルなど様々な物が使われます。
この部門は、「ひもに引っ掛ける」という技が基本なので、昔ながらのヨーヨーにはあまりなかったインパクトや、美しくひもが絡む技が数多くあります。なので、一つ一つの技がとても複雑で難しい物になり、そしてこの部門のプレイヤーには、紐の絡まり方をしっかりと理解することが必要になります。(ちなみに私の専門は主にこの部門です。)
映像:1A部門、新谷紫恩選手
2A部門
2A部門は、「二つのヨーヨーを投げ出して手に戻す技を基本とする部門」で、ハイパーヨーヨーでは、「ルーピングトリック」と呼ばれていました。
使うヨーヨーは、昔ながらのまるっこい形のヨーヨーを使います(「オールラウンド型」や、「ノーマル型」と呼ばれる形です。)
この部門は、「ヨーヨーを投げて戻す」というヨーヨーの基本中の基本の技(というか、これができて初めてヨーヨー)の応用でほとんどの技が成り立っているので、一つ一つの技は比較的単純かつ簡単な物が多いです。しかし、それを両手で同時に行わなければならないので、総合的な難易度は高めですが、その分インパクトやスピード感は他の部門と比べてもピカイチです。そしてこの部門では、何度でも何度でも繰り返し練習することが特に大切になります。
映像:2A部門、高田柊選手
3A部門
この部門は、「1A部門を両手で行う技を基本とした部門」です。
使うヨーヨーは1A部門のヨーヨーと同じ物を使い、また両手で同じヨーヨーを使うことがほとんどです。
この部門は、ただでさえ複雑な1A部門の技を両手で行わなければならないので、同じく両手の2A部門よりも難易度は高めだと思います。しかし、その分技ができたときの達成感は、他の部門よりも大きいと思います。(なお、この部門は私が手をつけていない唯一の部門なので、ほとんどが予想をたよりに書いています。)
映像:3A部門、三浦元選手
4A部門
この部門は、「ひもとヨーヨーが離れる技を基本とする部門」で、以前紹介した「オフストリング」というのは、この部門のことです。(「ストリング」は、「ひも」のことです。)
使うヨーヨーは、1Aのヨーヨーと似た形をしていますが、よりひもに載せやすいように大きめに作ってあったり、高いところから落とすことを前提としているため、頑丈に作ってあったりすることがほとんどです。
この部門は、1A部門の技の応用なので、ある程度1A部門の技を習得してからでないと、少し難しくなります。しかし、「落としたらダメ」というプレッシャーがあり、スリルや緊張感は他の部門よりも大きいので、そういったのが好きな方にオススメです。
映像:4A部門、岩倉玲選手
5A部門
5A部門は、「ヨーヨーと手が離れる技を基本とする部門」で、「カウンターウェイト」と呼ばれたりもします。
使うヨーヨーは1Aのものと同じ(一部5A用に特化した物もある)ですが、ヨーヨーの先におもり(カウンターウェイト)を付けてプレイします。
この部門は、ヨーヨーと手を技の途中で離すことができるので、他のどの部門よりも不思議な技が多いです。(ヌンチャクに似ているといわれることがあります。)また、他の部門よりも比較的新しくできた部門で、一般の人はこの部門の存在をほとんど知らないので、大衆受けは半端じゃないと思います。
映像:5A部門、松浦豪選手
いかがだったでしょうか?五つの部門について何となくでも分かってもらえたら幸いです。
ちなみに、今回部門ごとに載せた動画は、今年の世界大会の各部門の優勝者の演技でした……つまり、今年の世界大会は、全部門日本人の優勝だったんです。皆がオリンピックで盛り上がっている間にこんなところで日本人が世界一位になっていました。(私もいつか………ムリか…)
このブログでは、今後もヨーヨーについての情報を書いていきたいと思いますので、これからヨーヨーを始めようと考えている方は、ぜひともこのブログにいらっしゃってください。
8CK
0コメント